資格取得の目的・背景
Linux技術者認定「LinuCレベル1」の資格取得には「101試験」と「102試験」の2試験に合格する必要があります。LinuC101を約1年前に取得していたため、LinuC Level 1の認定取得を完了させたいと考え、102の受験を決めました。
また、転職を機に改めて自身のスキルを見直し、今後エンジニアとしてさらに成長していくための一歩として、Linuxの知識をより深めたいと考えたことも受験理由の一つです。
LinuC102を学習した印象
LinuC102は、101と比較すると学習範囲のボリュームがやや少なく、全体として苦戦する分野も少ないように感じました。
101では、マウントやファイルシステムなど、仕組みや概念そのものを理解するまでに時間がかかる分野がありました。一方、102では、それらと比較すると複雑な概念を理解する必要がある分野は少なく、比較的学習を進めやすかった印象です。
ただし、セキュリティ分野については覚える内容も多く、それぞれの設定や役割を整理して理解するまでに少し時間がかかりました。
学習方法・学習期間
学習期間は26日間で、総学習時間は30時間に届かない程度でした。教材には、翔泳社「Linux教科書 LinuCレベル1 Version 10.0対応」と、オンライン問題集の「Ping-t」を使用しました。
インプットとアウトプットの割合
学習を進めるうえで特に意識したのは、インプットとアウトプットの割合です。自分の中で「アウトプット7割、インプット3割」を目安とし、知識を覚えるだけでなく、覚えた内容を自分の力で思い出す時間を多く取るようにしました。多少個人差はあるとは思いますが、原則、アウトプットを重視する感覚が最も資格受験には効率的であると思います。
インプットでは、参考書を読むことに加え、重要な内容をノートに書き写しながら整理しました。アウトプットでは、Ping-tの問題演習に加え、参考書を見ずに白紙のノートへ記憶している内容を書き出す方法を取り入れました。
自分の記憶だけを頼りに内容を書き出すことで、理解できている部分と曖昧な部分を確認しやすくなりました。また、一度にすべての範囲を学習するのではなく、分野ごとに区切ってインプットとアウトプットを繰り返し、徐々にアウトプットの割合を増やしていきました。
自分の環境にフィットした勉強法を選ぶ
また、勉強の密度も意識しながら進めました。その日のコンディションや確保できる時間により、あらかじめどの勉強方法を採用するかを決め、その上で集中力の配分を定めると、より効果的かと思います。
社会人として働きながら資格取得を目指すというのは、時間との戦いでもあります。
一人暮らしの方は尚更です。洗濯をすませ、夕食を作り、入浴し、と油断をしていると気づけば日を跨いでいる、というのは珍しい話ではないでしょう。
つまり、限られた時間をどのように最大限活用するかも重要だと考えました。そのため、電車内、自宅、自習スペースなど、場所によって行う勉強を使い分けました。
例えば、電車の中で質の良いインプットを行うことは難しいでしょうが、オンライン問題集の演習をひたすら進める、ということは可能です。例えば、自宅での勉強は声を出したり、立ち歩きながら教科書を読むのも良いでしょうし、集中が途切れそうであれば喫茶店や図書館へ足を運ぶのも良いでしょう。
このように、まとまった勉強時間を確保することだけではなく、自分の環境にフィットした勉強法を採用すること、いわば小手先のテクニックを活用することが働きながら継続して勉強するうえで最も大切だと感じました。
苦戦したポイント・工夫したポイント
102の学習の中では、特にセキュリティ分野の理解に時間がかかりました。用語や設定内容を単純に暗記するだけでは、それぞれが実際にどのように使われるのかイメージしにくい部分があったためです。
そこで、参考書や問題演習だけで完結させず、仮想環境上にLinuxを用意し、実際にコマンドを入力したり設定内容を確認したりするようにしました。
また、AIを活用し、学習している分野に合わせたハンズオン形式の演習を作成してもらう方法も取り入れました。知識として覚えた内容を実際の操作に結び付けることで、単純な暗記ではなく、「どのような場面で、なぜこの設定やコマンドを使用するのか」を意識して理解するようにしました。
特に理解しにくい分野ほど、問題演習だけを繰り返すのではなく、実際にLinuxを操作して確認することで、より理解が深まると感じました。
受験後の感想
結果は560/800でした。合格点が480点なので、まずまずといえるでしょう。ネットの情報によると40時間は最低必要とのことなので、費やした時間に対して考えると妥当な成果であると思います。
現在の実務とは直結することのない資格ですが、将来の知識への投資として必ず有用になると感じています。これからも資格取得に挑戦したいと考えています。

2026年入社。縁あって関東から関西へやってきた。趣味は料理と家事全般。レシピがあれば大体のものは作れる。「得意料理は?」という地味に困る質問には「揚げ物、とかっスかね~……」という回答をあらかじめ用意しておくという、妙に用意周到な一面を持つ。最近は一人暮らしの食費節約に凝っている。ちょっと絵も描ける。実家の犬をこよなく愛し、仕事では更なる資格取得を目指して日々勉強中。
