現役インフラエンジニアがAWS認定AIプラクティショナー試験を受験した感想

インフラエンジニアとして勤務して5年が経過するRoute53です。

ここ最近現場で働いている所感として、世間ではAIについて話題となっているものの、現場ではAI を活用した技術をあまり使えていない、、と感じました。(そもそも現場ではAI使用を許容されていないという理由もあり、暗黙の了解な形でブラウザ検索時に表示されるAI検索を使っているレベルでしか使えていない…。)

またインフラ作業を経験して思うことは、泥臭い作業が多く、AI 任せが難しい作業(サーバー負荷やスペックの管理、パラメータチューニング、OSやミドルウェアのバージョンアップなど)が多いのも事実で、現状人間の目視確認は必須だと考えています。

こうした状況の中で、現場ではAWS環境でシステム構築を行っておりますので、AI の基礎的な知識、考え方などを体系的に学び、その知識をお客様に提案する材料や、インフラ作業の生産性向上に活かしたいと考え、AWS AI プラクティショナー試験を受験しました。

試験・資格の概要や、最後にはインフラエンジニアとして本資格を受験した感想も記載します。

目次

受験概要

試験概要

試験

AWS認定AIプラクティショナー試験

受験費用

税抜15,000円(税込16,500円)

試験時間

90分

問題数

65問

合格ライン

70%(700点)

私の受験結果

受験時期

2026年5月

受験場所

オンライン(ピアソンVUE)

結果

754点/1,000点⇒合格

※2026年5月受験時点の情報です。

AIプラクティショナー概要

AAIの概念とAWS AIツールの基本的な知識を実証したい方を対象としています。この認定は、実務的なビジネスへのAIの活用に重点を置いています。

また、次のタスクについての受験者の能力も検証します。

  • 一般的な、またAWS上でのAI、ML、生成 AI(GenAI)の概念、手法、戦略を説明する。
  • ビジネス上の問題を解決するためのAI/MLとGenAIテクノロジーの適切な使用方法を特定する。
  • 特定のユースケースへの適用に適したAI/MLテクノロジーの種類を見極める。
  • AI、ML、GenAIテクノロジーを、責任を持って使用する。

AWS認定AIプラクティショナー試験ガイド より引用)

試験対策期間

勉強期間は2ヶ月程です。通勤電車で1日30分から1時間程勉強しました。

試験対策内容

テキスト2周

SBクリエイティブより出版されている山下光洋氏著「AWS認定資格試験テキスト AWS認定AIプラクティショナー」を会社からレンタルして2周読みました。

Udemyで問題を解く

Udemyの「【最短合格!2026年最新版】AWS認定 AI Practitioner 模擬試験【AIF-C01 】+ 基礎知識問題」をそれぞれ80点を超えるまで解きました。

無料問題集サイトも活用

Webで公開されている「AWS認定資格 無料問題集」サイトも一通り解けるようになるまで学習しました。

この問題集の内容は結構難しかったです…。

受験後の感想

インフラエンジニアとして

試験勉強をしていた際は、インフラ知識とAIでは大幅に異なった知見範囲となっていたため、インフラしている経験があまり活きず、新規分野を一から勉強している感覚でした。

もう少し知っている単語が出てくると思っていましたが期待外れでしたね…。

試験を受験した感想は、比較的簡単な問題(シンプルにサービスを聞いてくる問題など)が多かった印象です。

今までAWSの資格試験を受けてきたイメージは、ケースバイケースに沿った回答を求められる問題が多く、二者択一で迷うことがよくありましたが、今回の試験はシンプルにAWSサービスを答えるような問題や、「AWS認定AIプラクティショナー」本の練習問題に近い問題が多いように感じました。

逆にUdemyの問題の方が難しかった印象です…。

私は普段のインフラ業務でAWSを触っていることもあり、IAM※1周りやKMS※2でのセキュリティ周り、VPCエンドポイント※3を使用したオフラインでの通信など、この辺りの考え方などは理解しやすく、問題もすぐに解くことができました。

※1 IAM(Identity and Access Management):AWSのユーザーやロールに対して、どのサービスやリソースを利用できるかを管理するアクセス制御サービス。
※2 KMS(Key Management Service):AWS上でデータの暗号化に使用する暗号鍵を作成・管理するサービス。
※3 VPCエンドポイント(VPC Endpoint):インターネットを経由せず、VPC内からAWSサービスへ安全に接続するための仕組み。

OnVueトラブルに見舞われる

これは余談になりますが、私は普段から資格試験はオンラインでの受講をしているのですが、今回は初めてシステムトラブル(OnVueのトラブル?)でテストが一度中断されてしまい、OnVueへ入り直すという事象に見舞われておりました…。

再接続するたびに机の位置をカメラで撮り直したり、携帯持っていませんか?などテスト前に点検してもらった内容を再度実施することとなりました。テスト時間はもちろん停止した時間からの再開となっていましたが、少し面倒でしたね…。

今後に向けて

AIプラクティショナーの資格の内容を学んだからといって、実際にSageMaker※1やBedrock※2を使用して何かAIシステムを構築するのは少しハードルが高いと感じましたが、今後AIシステムを構築する方はこの辺りの知識は必須だと感じました(AIを使用する責任や、コンプライアンス周りや、使用するリスクなどを網羅的に学ぶことができたので)。

本資格を学んだことで現場のお客様に提案したり…というようなスキル感や知識までを得るというのは難しいですが、今後この得たスキルを実際にアウトプットし、自身の技術に落とし込むことが次のステップになると考えています。

この得た知識をテックマートのメンバーにも共有できるよう、今後もAIの知見も深めていきたいと思います!

※1 Amazon SageMaker:機械学習モデルの開発、学習、デプロイ、運用を一貫して行える機械学習プラットフォーム。
※2 Amazon Bedrock:ChatGPTのような生成AIをAWS上で利用し、自社サービスや業務システムに組み込むためのサービス。

written by Route53

2021年に異業種からインフラエンジニアへ転身。オンプレミスとクラウドの両方に携わりながら、AWSやLinux関連資格を着実に取得。真面目で穏やかな人柄と堅実な仕事ぶりで、先輩・後輩問わず信頼を集めている。長い通勤時間を学習時間に変えるのが得意な二児の父。気付けば資格が増え、現在は名刺の掲載スペースと静かな攻防を繰り広げている。

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