フィリピン視察 第2話 IR、三越、そして夜景-現地の魅力を味わい尽くす

お久しぶりです。前回から日にちが空きましたが、引き続きフィリピンのマニラでの視察の内容を記していきます。

2日目、我々一行は朝起きてすぐにフィリピンのIRに向かいました。

目次

統合型リゾート(IR)の魅力を探る

日本では2030年頃に、大阪の夢洲にIRが開業することがほぼ確実と言われています。(毎年出来ると言われては一年ずつ伸びている気がしますが、恐らく気のせいです。多分。)

そもそもIRとは何かご存知でしょうか?IR(Integrated Resort)とは、カジノやホテル、会議場、劇場、展示場、ショッピングモールなどの施設が一体となった“統合型リゾート”を意味します。カジノに焦点を当てられやすいですが、カジノはごく一部でその他にも色んな魅力があります。

そんなIRですが、フィリピンには日本人の大富豪が建てた“オカダマニラ”が存在します。そこに我々一行は出向きました。

そこではカジノにもチャレンジしました。お金を賭けたのも社会学習の一貫です。

皆さんはやはり勝ち負けが気になるかと思いますのでお伝えしておきます。

5人が負け1人が3万円勝ちました。。

勝ち組1人に全て奪われるとは、正に社会の縮図ですね。。

また、私にはかなり勉強になった体験がありました。ルーレットで赤か黒かの二択を選ぶだけの遊びをしたのですが、黒が10回以上連続出たのです!マーチンゲール法は何の攻略法でもないことを思い知りましたね。。

その後我々はオカダマニラのジョリビー(フィリピンで一番有名なファーストフード)で食事を取り、一部メンバーは“サスケ”のようなアスレチックに挑戦しました。

(私はアスレチックで久しぶりに身体を動かしたせいか完全にバテてしまい、白ご飯しか口に入りませんでした。。)

おまけ

我々は見ることが出来なかったのですが、オカダマニラでは“ザ・ファウンテン”と呼ばれる世界最大級のダイナミックな噴水ショーが楽しめます。世界最大級のマルチカラー噴水ショーで、日本のアーティストも関与しており、伝統的な和の美学を感じる仕掛けもあるようです。水の動きに合わせて音楽がシンクロし、カラフルな照明と音楽が織りなす幻想的な雰囲気が人気のようです。

お立ち寄りの際は、是非ご覧ください!

日本を感じる空間-フィリピンの三越探訪

その後我々は“三越”に向かいました。勿論フィリピンにある三越です。実は三越はフィリピンにある唯一の日本の百貨店なんです!フィリピンで日本を1番感じられる場所を訪れ、日本との交流を視察してきました。

ここでクイズです。

なぜ三越はフィリピンに作ることになったのでしょうか?

実は、フィリピンがASEAN諸国の中でも特に経済成長率が高く、“人口ボーナス期”が最長で、個人消費の拡大が見込まれたことが関係しているようです。日本も負けていられないですね。

そんな三越ですが、店内は大盛況でした!中でも新規にオープンしたニトリには大行列ができていました。

他にも吉野家、丸亀製麺など日本で展開されているチェーン店が幅広く目に入りました。

(実はその前にフィリピンの別のデパートに行ったのですが、特段日本をテーマにしている訳では無いのですが、一風堂やたこ焼きなど日本発祥の店が多くあり、日本文化が馴染んでいることを感じ、誇らしかったです。)

日本ビールの試飲会など特徴的なものもありましたが、特に印象に残った話をします。

フィリピンでは日本人の様々なアスリートが人気で、それを感じる瞬間が幾度かありました。

ボクシングの井上尚弥選手ですが、フィリピンでは高い人気を誇るようです。2019年のWBSS決勝戦で、伝説と称されていたドネア選手を倒したことで、井上選手の技術と精神力が賞賛され、人気に火をつけたようです。フィリピンのスポーツメディアでは、複数階級を超えた偉業を持つパッキャオ選手と比較されることもあり、「モンスター」としての地位を確固たるものとしていることが伝わってきます。通訳の方が熱烈に井上選手の良さを語っていたのが印象的でした。

付随してバレーのお話もさせて頂きます。実はフィリピンで日本のバレーの試合があると、チケットが即完売するそうです!試合中は黄色い声援が飛び交い、ピンチやチャンスの時には英語の「ジャパン」ではなく、日本語で「ニッポン」コールが沸き起こるといった人気エピソードが色々とあります。

この人気の火付け役となったのは、日本のアニメ「ハイキュー」のようです!これぞクールジャパンですね。ジャンプ信者の自分にはとても嬉しかったです。

また、アニメの話が出たので少し派生させます。フィリピンの書店で漫画コーナーに寄ったのですが、そこでは誇張なしにほとんどが日本の漫画で埋めつくされていました。

自分が熱中している“ブルーロック”のコーナーも大きく展開されていました!

日本のサブカルチャー文化が世界で愛されているのは嬉しかったですね。

実はフィリピン出身で弊社で働いているKさん方も来日のきっかけは“アニメ”だったようです。アニメ文化は色んな繋がりを作ってくれますね!

おまけ

フィリピンにもダイソーがありました。
値段は100円、、、ではなく約300円でした。
輸送費の関係でしょうか。
100円ではないダイソーが流行るとは思えないですが、今後の展開はいかに。。

市場で味わうフィリピンの恵み

1日目にも話しましたが、フィリピンのマンゴーはとにかく甘くてジューシーなんです。フィリピンのマンゴーは「カラバオ種」が主流で、その甘さと香りの良さから「世界一美味しいマンゴー」と称されており大人気です。

その事実を象徴するかのように、フィリピンで1番有名なお土産はドライマンゴーなんです。果物はそのままでは飛行機に持ち込めないので色々と加工されていますが、ジュースやジャムなど形状は変わっても美味しいんです!

自分はドライマンゴーにチョコがかかったものをお土産で買ったのですが、甘さの相乗効果で新感覚の美味しさでしたね。自分はマンゴーだけでもフィリピンに行った価値を感じたので、フィリピンに行った際は是非マンゴーを味わってください。

おまけ

日本には馴染みがないかもしれませんが、フィリピンには“グヤバノ”という果物があります。グヤバノはトロピカルフルーツで甘みと酸味があり、少し粘ついていて独特な食感です。それでいてライチのような風味もあり、癖になる美味しさがあります。

日本には勿論売っていないので、またフィリピンに行った際は是非食べたいですね。

多様な交通手段が織りなす街の風景

旅行の道中は基本的に車で移動していたのですが、道路の状況は日本とは大きく違っていました。

車やバイクだけでなく様々な車種が存在しており、そのことも相まってか、マニラの都会の方では異常な渋滞が発生していました。また、皆がクラクションを鳴らし前に進もうとアピールしており、何度も互いの車がぶつかりそうになっていました。当然日本に比べると人口あたりの事故件数は多いようです。日本にいた自分にとっては大きな洗礼でしたね。

どんな車種が存在するか紹介しますと、日本では馴染みがないかと思いますが、フィリピンでは「ジプニー」と呼ばれる交通機関が有ります。第二次世界大戦後にアメリカ軍が残した軍用車(ジープ)を改造して作られたバスのような交通手段で、1回の乗車が約25~50円で済み、地元住民にとっては手軽な移動手段のようです。“動く美術館”とも言えるほど派手なデザインが印象的で、夜には様々な車種が色鮮やかに光り、夜景のように綺麗でフィリピン文化の象徴のように感じました。古い車両が多く排気ガスが問題視されているようですが、1度は乗ってみたいですね!

夜景に映るフィリピンの未来

その後我々は、“シティガーデングランドホテル”と呼ばれるホテルの開けた屋上で晩御飯を食べました。その際のマニラの夜景がとても綺麗だったのでこちらをご覧下さい。写真では伝わりきらない所もあるのですがとても綺麗ですね!

ご覧の通り高層ビルが幾つか立っています。自分が普段大阪で目にする夜景も綺麗ですが、比べた際に感じたのは、“フィリピンの方が高層ビルの数が少ない”ということでした。

フィリピンの不動産の価格上昇率は世界的に見ても高い値上がり率で、2024年3月までの1年間で26%も価格が上昇しているそうです。今はまだ日本の都会に比べると高層ビルは少ないですが、それでも尚東京の約40%という割安な不動産価格の為、今後も益々土地開発が進むことが予想されます。

10年後には全く別の夜景が広がっているかもしれませんね。

おまけ

お馴染みのシシグも載せておきます。

3日目はホテルを出ると直ぐに空港に向かい、日本へと旅立ちました。
ホテルを出る前に朝方フィリピン近郊を散歩していたのですが、素敵な庭園がありました。

アヤラ三角庭園

こちらの庭園ですが、まず写真の木から伝わってくる迫力が凄いですね。昔からこの地に存在し、数多のビルの完成を見届けて来たことが伺えます。最近梅田にも“グラングリーン大阪”という公園が出来ましたが、あの場所に似た雰囲気がありました。都会の中に存在する自然には、特段のヒーリング効果があるように感じましたね。

旅の終わりに

そうして3日間の濃密な視察が幕を閉じました。帰りの飛行機からの写真もご覧ください。

自分にとっては初めてに近い海外でしたが、生で体感する文化や感覚の違いには大きな刺激を受け、人生観が広がったように感じました。貴重な経験でしたね。

それでは、またいつかの旅行記事でお会いしましょう!

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